1999-03-04 第145回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
ここで、先ほど円の国際化の話が出たんですが、じゃ円はという話になったときに、私は実は、ドルが安くなるから、多少弱含むからといってイコール円高になるような単純な構図では今はないのではないかというふうに思っています。 要は、円の国際化という形になったときに、日本には大変不確定要素がたくさんある。景気は御案内のように大変に悪い。株式市場も相も変わらず一万四千円付近でうろうろしている。
ここで、先ほど円の国際化の話が出たんですが、じゃ円はという話になったときに、私は実は、ドルが安くなるから、多少弱含むからといってイコール円高になるような単純な構図では今はないのではないかというふうに思っています。 要は、円の国際化という形になったときに、日本には大変不確定要素がたくさんある。景気は御案内のように大変に悪い。株式市場も相も変わらず一万四千円付近でうろうろしている。
もし、労働コストが異常に低い、すなわち賃上げが不当に抑えられたということなかりせば、経済摩擦イコール円高もこんなにひどくはならなかったのじゃないかという仮説が成り立つ。すなわち鶏か卵か、これはもう順番がはっきりしているのじゃないかと思うのです。 このDRI試算と円高の相関関係、そしてさらには、最近各審議会においても、もう立て続けと言っていいでしょう。